【目次】
1.競技方法および試合方式
2.用具(ラケット等)・服装について
3.試合方式に関する補足
4.試合前について(サービス権、練習)
5.審判団からのお願い
6.競技運営側からのお願い

1. 競技方法および試合方式

(1)競技日程等
①トーナメント公式戦は全試合、大会第2日目に実施する。
なお、今大会では、トーナメント公式戦の敗者による交流戦は実施しない。
②大会第1日目は、公式練習を兼ねた交流練習会を行う。練習会への参加は任意とする。
交流練習会の内容は、参加状況等を踏まえ当日決定する。
なお、第2日目におけるトーナメント各試合前の公式練習については、下記4.(2)参照。

(2)トーナメント公式戦
a.エントリーが3名のクラスを除き、次のとおりとする。
①競技方法: 勝ち残り方式のトーナメントとする。なお、3位決定戦は行わない。
②試合方式: 4ゲームマッチ(ショートセット方式)(注1)を基本とするが、
決勝戦については、1セットマッチ(6オールタイブレーク)(注2)とする。

b.エントリーが3名のクラスは次のとおりとする。
①競技方法: ラウンドロビン方式(総当たりリーグ戦)とする。
②試合方式: 4ゲームマッチ(ショートセット方式)(注1)とする。

※ただし、上記各②の試合方式については、全体のエントリー状況等により最終決定することとし、ドロー表に記載する。

注1)4ゲームマッチ(ショートセット方式)
相手に2ゲーム以上の差をつけて4ゲーム以上を先取した側がその試合の勝者となる。
ただし、4-4となった場合はタイブレーク・ゲームにより勝敗を決する。
注2)1セットマッチ(6オールタイブレーク)
相手に2ゲーム以上の差をつけて6ゲーム以上を先取した側がその試合の勝者となる。
ただし、6-6となった場合はタイブレーク・ゲームにより勝敗を決する。

2. 用具(ラケット等)・服装について

(1)競技ラケット
①本大会では、日本ブラインドテニス連盟理事会「23インチラケットの競技大会における試験的使用について」により、ラケットの全長は23インチまで認められる。なお、23インチとして販売されているものであれば、60cmまでを認める。
②試合直前に長さを測定し、規定外のものについてはそのラケットを試合に使用することはできない。
③23インチのラケットを試合の中で使用する場合は、その旨、試合前の計測時に主審に申告すること。
④試合中におけるラケットの交換は、エンド・チェンジ時(下記、3.(3)参照)にのみ認める(注)。このとき、23インチと22インチ以下とを交換する場合は、その旨あらためて主審に申告すること。
(注)ラケットの破損等やむを得ないと主審が判断した場合はこの限りではない。
⑤主審は、上記③④にて、選手から23インチラケットの使用について申告があったときは、その旨アナウンスする。(対戦相手の選手を含め把握している必要があるため。)

(2)ボール
 B2・B3クラスにおいては、黄色または黒色のボールを選択できる。ボールの選択はサーバーが行い、サービスゲームごとに変更できるが、同一ゲーム中は変更できない(タイブレークも1ゲームと見なす)。
 なお、B1クラスにおいては、黄色ボールのみを使用する。

(3)服装等
①試合時の服装: 選手は上下テニスウェア、もしくはその他のテニスにふさわしいスポーツウェアを着用すること。
②B1クラス出場選手は、競技領域内では常にアイマスクまたはアイシェードを着用し、主審の許可なく外してはならない。

3. 試合方式に関する補足

(1)ノーアドバンテージ
 全試合、ノーアドバンテージ方式を採用し、デュース(40-40)となった場合、次の1ポイントを先取した側がそのゲームを取得する。その際、レシーバーがレシーブサイドを選択する。

(2)タイブレーク・ゲーム
 7ポイントのタイブレーク・ゲームを行う。
すなわち、2ポイント以上の差をつけて7ポイント以上を先取した側がその試合の勝者となる(ポイント6-6となった場合、2ポイント差が付くまで続行する)。
 ただし上記は、大会の進行状況などにより変更する場合もある。

(3)エンド・チェンジ(コート・チェンジ)
 エンド・チェンジは、奇数ゲーム終了ごとに行う。
 また、タイブレーク・ゲームにおいては、6ポイントごとに行う。
 エンドの交代は90秒以内に行うものとし、その間に水分補給を行うことができる。ただし、第1ゲーム終了後、およびタイブレーク中については、水分補給はできるが休憩を取ることはできない。

(4)試合に関する時間制限について
大会日程の都合上、次のとおり試合時間に制限を設ける。
4ゲームマッチの試合23分
1セットマッチの試合33分
試合開始後、上記の時間を経過しても試合が終了していない場合は、その時点で行われているゲームの終了をもって試合終了とする。
このとき、
①2ゲーム以上の差が付いている場合、試合終了とする。
②ゲームカウントがオールの場合、タイブレークにより勝敗を決する。
③上記最終ゲームが奇数ゲーム、かつ1ゲーム差の場合(4-3, 3-2など)は、次の偶数ゲームまで行うものとする。その結果、ゲームカウントがオールとなった場合は、タイブレーク方式により勝敗を決定する。

4. 試合前について(サービス権、練習)

(1) サービス権、エンド(コート)の選択
  サービス権、エンドの選択はジャンケンとする。ジャンケンの勝者は、次のいずれかの選択を行う。
A) 第1ゲームにおけるサーブまたはレシーブを選択する。この場合、ジャンケンの敗者はエンド(コート)を選択する。
B) 第1ゲームにおけるエンド(コート)を選択する。この場合、ジャンケンの敗者はサーブまたはレシーブを選択する。

(2) 試合前練習
 試合前の公式練習は,両選手、デュースサイド(右コート)2本、アドバンテージサイド(左コート)2本のサーブを行う(レシーバーはリターンすることができるがラリーは行わない)。
 ただし、上記は大会の進行状況等により変更することもある。

5. 審判団からのお願い
主審の判定に対しての質問は受け付けます。また、フォールト、アウトとなった場合の距離と方向に関する質問は、主審または担当のボールパーソンに行ってください。

6. 競技運営側からのお願い
(1) 競技進行にご協力ください。 出場する試合の前の試合が開始しましたら、コート脇の選手待機場所にて待機していてください。
(2) プレーの妨げにならないよう定められた場所で観戦してください。特に各コートのベースライン後方にはとどまらないようにしてください。また、インプレー時は、ベースラインの後方を横切らないでください。
(4) 飲食・喫煙は定められた場所で行ってください。
(5) 体育館内に敷設してある用器具は、使用しないでください。
(6) ゴミはお持ち帰りください。
(7) 十分に水分摂取をしてください。体調管理には十分注意し、無理のないようにお願いします。
(8) お困りのことがありましたら、お気軽に本部席までお問い合わせください。

以上