1.競技全般について
(1)競技方法および順位
【EUクラス】(出場7ペア)
① 1次ラウンドは、Aブロック4チームとBブロック3チームの2ブロックに分けて、次の方法により、各ブロックの1位と2位を決定する。
A) Aブロックは、4チームによる勝ち残り方式のトーナメントを行う。
また、1回戦の敗者チーム同士による3位決定戦を行う。
B) Bブロックは、3チームによる総当たりリーグ戦(ラウンドロビン)を行う。
② 各ブロックから勝ち上がった4チームにより、勝ち残り方式のトーナメントを行う。
また、この1回戦の敗者チーム同士による3位決定戦を行う。
なお1回戦=準決勝では、Aブロック1位とBブロック2位、およびAブロック2位とBブロック1位のチームが対戦するものとする。
③ 1次ラウンドで敗退した3チームについては、交流リーグ戦(ラウンドロビン)を行う。
【NEクラス】(出場4ペア)
① 1日目、2日目のそれぞれにおいて、勝ち残り方式のトーナメントを行う。また各回、1回戦の敗者チーム同士による3位決定戦を行う。
② 2日間の総合順位は、各トーナメントの順位にしたがい下記のポイントが付与され、その合計ポイントにより決定する。
1位:285ポイント 2位:135ポイント 3位:35ポイント 4位:10ポイント
なお、合計ポイントが同点となった場合は、ラウンドロビン方式に準じて順位を決定する。
(参考)ラウンドロビン方式における順位決定方法
① 該当試合の勝率により順位を決定する。
② 2チームが勝率で並んだ場合は、その直接対戦の勝敗により決定する。
③ 3チーム以上が勝率で並んだ場合は、取得ゲーム率により決定する。
(2)競技クラスおよび有効バウンド数
【EUクラス】(アイマスク使用者同士ペア)
ペアを組む2名とも、アイマスクを着用すること。
(アイマスクについてはアイシェードも可とする。以下同様。)
3バウンド後の打球まで有効。(注)
【NEクラス】(アイマスク使用しない者同士ペア)
ペアのいずれも、アイマスクを着用しない(不要)。
2バウンド後の打球まで有効。(注)
(注)
各クラスの有効バウンド数以内であれば、コート外での打球(返球)も有効。
なお、ボールのイン、アウトは、1バウンド目の着地地点で決定され、それがインであれば、2バウンド目以降はコート外でもインプレーとなる。ただし、2バウンド目以降にボールがパーマネント・フィクスチュアに触れたときは、打ったプレーヤー側ペアの得点としてポイントが確定する。
(3)競技規則
① コートは、JBTF競技規則に定めるシングルス用コートを準用する。
② ラリーはペアのどちらが返球してもよいが、一人が常にコート外に出ているなど、明らかに試合に参加していないと審判が判断した場合は、警告の後、失点とすることがある。
③ 試合中、プレーヤーに対するペア以外の第三者よりのコーチングは禁止する。
④ その他、日本ブラインドテニス連盟(JBTF)制定の競技規則に準じる。
(4)使用具
① 競技ボールは、JBTF公認球を使用する。
ただし、NEクラスにおいても本大会では黄色ボールのみとする。
② 競技ラケットは、全長22インチ(約56cm)以下の硬式テニスラケットまたはそれに準じるテニスラケットとする。試合直前に長さを測定し、規定外のものについては、そのラケットを試合に使用することはできない。
(5)試合中の服装
体育館を使用するため、必ず体育館用シューズを使用してください。
その他特に規定しないが、スポーツのできる服装でお願いします。
なお、体育館内は暖房がないためご留意ください。
2.試合方式について
(1)試合方式
6ゲーム1セットマッチ(6オールタイブレーク)ノーアドバンテージとする。
相手より2ゲーム以上の差をつけて先に6ゲーム以上を取得した側が勝者となる(7-5、6-4など)。ただし、スコアが6ゲームオールとなった場合は、タイブレーク・ゲームを行う。
(2)タイブレーク・ゲーム
タイブレークは、7ポイント先取、2アップ方式とする。
相手より2ポイント以上の差をつけて先に7ポイント以上を取得した側がその試合の勝者となる。(6-6となった場合、2ポイント差がつくまでタイブレーク・ゲームを続ける。)
(3)ノーアドバンテージ
デュース(40-40)となった場合、次の1ポイントを先取した側がそのゲームを取得する。その際、レシーバー側ペアがレシーブサイド(=レシーバー)を選択する。
(4)エンド・チェンジ
① エンド・チェンジは奇数ゲーム終了ごとに行う。
なお、本大会ではタイブレーク中のエンド・チェンジは行わない。
② エンドの交代は、90秒以内とする。しかし第1ゲーム終了後は、エンドを交代する時でも休憩はできない。ただし水分補給を行うことはできる。
(5)ポイント間
ポイント間については、通常は20秒であるが、ペア間でのポジション確認等を考慮し、本大会では制限時間は設けない。ただし、遅延行為と判断される場合には主審より注意を行う。
(6)試合制限時間
大会日程の都合上、次のとおり試合時間に制限を設ける。
全試合共通: 40分
① 試合開始後、上記の所定時間を経過しても試合が終了していない場合は、その時点で行われているゲームの終了をもって試合終了とする。
② ただし、そのゲームが奇数ゲームの場合(6-5, 5-2, 4-3, 3-2, 3-0など)は、次の偶数ゲームまで行うものとする。
③ 試合制限時間の経過後に(すなわち上記①または②の結果)カウントがオールとなった場合は、タイブレーク・ゲームにより勝敗を決する。
3.試合前について(サービス権、練習)
(1)サービス権、エンドの選択
サービス権、エンドの選択はジャンケンとする。ジャンケンの勝者は、次のいずれかの選択を行う。
a. 第1ゲームにおけるサーブまたはレシーブを選択する。この場合、ジャンケンの敗者はエンドを選択する。
b. 第1ゲームにおけるエンドを選択する。この場合、ジャンケンの敗者はサーブまたはレシーブを選択する。
(2)試合前練習
試合前の公式練習は,各選手、デュースサイド(右)1本、アドバンテージサイド(左)1本のサーブを行う(レシーバーはリターンすることができるがラリーは行わない)。
4.競技運営側からのお願い
(1)競技進行にご協力ください。 出場される試合の前の試合が開始
されましたら、コート付近にて待機しているようにお願いします。
(2)プレーの妨げにならないよう、定められた場所で観戦してください。
(3)インプレー時は、ベースラインの後方を横切らないでください。
(4)飲食・喫煙は定められた場所で行ってください。
(5)体育館内に敷設してある用器具は、使用しないでください。
(6)ゴミはお持ち帰りください。
(7)十分に水分摂取をしてください。体調管理には十分注意し、無理のないようにお願いします。
(8)会場の体育館には飲み物の自動販売機がありますが、売り切れてもすぐには補充されないそうです。飲み物は事前に購入する事をお勧めします。
(9)二日目の弁当を注文された方へ、金額は一つ600円お茶付きとなります。
(10)お困りのことがありましたら、お気軽に事務局までお問い合わせください。
以上
- 投稿タグ
- ダブルス大会