【目次】
1.競技方法および試合方式
2.用具(ラケット等)・服装について
3. 試合方式に関する補足
4.試合前について(サービス権、練習)
5.審判団からのお願い
6.競技運営側からのお願い

1. 競技方法および試合方式

(1) 本戦
a. B1クラス男子(出場19名)、B1クラス女子(同7名)、
B2クラス女子(同7名)、B3クラス男子(同7名)
競技方法: 勝ち残り方式のトーナメントとする。 なお、3位決定戦は行わない。
試合方式: 4ゲームマッチ(ショートセット方式)(注1)とする。
 ただし、準決勝、決勝戦は、1セットマッチ(6オールタイブレーク)
(注2)とする。

b. B2クラス男子(出場5名)
競技方法: 第1シードは4試合、それ以外の選手は3試合を行う
変則リーグ戦とする。なお、順位決定方法はラウンドロビン方式に準ずる。
試合方式: 4ゲームマッチ(ショートセット方式)(注1)とする。

c. B3クラス女子(出場6名)
競技方法: 3名ずつの2グループに分け、
 それぞれ総当たりリーグ戦を行い、その1位同士により決勝戦を行う。
試合方式: リーグ戦は4ゲームマッチ(ショートセット方式)(注1)、
 決勝戦は1セットマッチ(6オールタイブレーク)(注2)とする。

注1)4ゲームマッチ(ショートセット方式)
相手に2ゲーム以上の差をつけて4ゲーム以上を先取した側がその試合の勝者となる。
ただし、4-4となった場合はタイブレーク・ゲームにより勝敗を決する。
注2)1セットマッチ(6オールタイブレーク)
相手に2ゲーム以上の差をつけて6ゲーム以上を先取した側がその試合の勝者となる。
ただし、6-6となった場合はタイブレーク・ゲームにより勝敗を決する。

(2) 交流戦
 トーナメント方式で行うクラスにおいては、
原則として、初戦敗退者を対象に、各選手2試合の交流戦を行う。
交流戦はすべて大会第2日目に実施し、
参加希望の選手は、第1日目終了時までに大会本部に申し出ること。
組合せおよび試合順は、当日の進行状況等を考慮し大会本部にて決定する。
 交流戦は、12分間、タイブレーク・ゲームを行う。
(試合開始から12分経過した時点で、次のポイントで終了とする。)
なお、交流戦においては、試合前練習、エンド・チェンジは行わない。

2. 用具(ラケット等)・服装について

(1) 競技ラケット
① 本大会では、日本ブラインドテニス連盟理事会「23インチラケットの
競技大会における試験的使用について」により、
ラケットの全長は23インチまで認められる。
なお、23インチとして販売されているものであれば、
60cmまでを認める。
② 試合直前に長さを測定し、規定外のものについてはそのラケットを
 試合に使用することはできない。
③ 23インチのラケットを試合の中で使用する場合は、その旨、
 試合前の計測時に主審に申告すること。
④ 試合中におけるラケットの交換は、エンド・チェンジ時
 (下記、3.(3)参照)にのみ認める(注)。
 このとき、23インチと22インチ以下とを交換する場合は、
 その旨あらためて主審に申告すること。
 (注)ラケットの破損等やむを得ないと主審が判断した場合は
 この限りではない。
⑤ 主審は、上記③④にて、選手から23インチラケットの使用について
 申告があったときは、その旨アナウンスする。
 (対戦相手の選手を含め把握している必要があるため。)

(2) ボール
 B2・B3クラスにおいては、黄色または黒色のボールを選択できる。ボールの選択は
サーバーが行い、サービスゲームごとに黄色または黒色を変更できるが、同一ゲーム中は
変更できない(タイブレークも1ゲームと見なす)。
 なお、B1クラスにおいては、黄色ボールのみを使用する。

(3) 服装等
① 試合時の服装: 選手は上下テニスウェア、もしくはその他のテニスにふさわしいス
ポーツウェアを着用すること。
② B1クラス出場選手は、競技領域内では常にアイマスクまたはアイシェードを着用し
、主審の許可なく外してはならない。

3. 試合方式に関する補足

(1) ノーアドバンテージ
 全試合、ノーアドバンテージ方式を採用し、デュース(40-40)となった場合、次の1
ポイントを先取した側がそのゲームを取得する。その際、レシーバーがレシーブサイドを
選択する。

(2) タイブレーク・ゲーム
 7ポイントのタイブレーク・ゲームを行う。
すなわち、2ポイント以上の差をつけて7ポイント以上を先取した側がその試合の勝者と
なる(ポイント6-6となった場合、2ポイント差が付くまで続行する)。
 ただし上記は、大会の進行状況などにより変更する場合もある。

(3) エンド・チェンジ(コート・チェンジ)
 エンド・チェンジは、奇数ゲーム終了ごとに行う。
 また、タイブレーク・ゲームにおいては、6ポイントごとに行う。
 エンドの交代は90秒以内に行うものとし、その間に水分補給を行うことができる。た
だし、第1ゲーム終了後、およびタイブレーク中については、水分補給はできるが休憩を
取ることはできない。

(4) 試合に関する時間制限について
大会日程の都合上、次のとおり試合時間に制限を設ける。
4ゲームマッチの試合 23分
1セットマッチの試合 33分
試合開始後、上記の時間を経過しても試合が終了していない場合は、
その時点で行われているゲームの終了をもって試合終了とする。
このとき、
① 2ゲーム以上の差が付いている場合、試合終了とする。
② ゲームカウントがオールの場合、タイブレークにより勝敗を決する。
③ 上記最終ゲームが奇数ゲーム、かつ1ゲーム差の場合(4-3, 3-2など)は、次の偶数
ゲームまで行うものとする。その結果、ゲームカウントがオールとなった場合は、タイブ
レーク方式により勝敗を決定する。

4. 試合前について(サービス権、練習)

(1) サービス権、エンド(コート)の選択
 サービス権、エンドの選択はジャンケンとする。ジャンケンの勝者は、次のいずれかの
選択を行う。
A) 第1ゲームにおけるサーブまたはレシーブを選択する。この場合、ジャンケンの敗者
はエンド(コート)を選択する。
B) 第1ゲームにおけるエンド(コート)を選択する。この場合、ジャンケンの敗者はサ
ーブまたはレシーブを選択する。

(2) 試合前練習
 試合前の公式練習は,両選手、デュースサイド(右コート)2本、アドバンテージサイ
ド(左コート)2本のサーブを行う(レシーバーはリターンすることができるがラリーは
行わない)。
 なお、交流戦は練習を行わない。
 ただし、上記は大会の進行状況により変更することもある。

5. 審判団からのお願い
主審の判定に対しての質問は受け付けます。また、フォールト、アウトとなった場合
の距離と方向に関する質問は、主審または担当のボールパーソンに行ってください。

6. 競技運営側からのお願い
(1) 競技進行にご協力ください。
出場する試合の前の試合が開始しましたら、コート間の選手待機場所にて
待機していてください。
(2) プレーの妨げにならないよう定められた場所で観戦してください。
特に各コートのベースライン後方にはとどまらないようにしてください。
(3) インプレー時は、ベースラインの後方を横切らないでください。
(4) 飲食・喫煙は定められた場所で行ってください。
(5) 体育館内に敷設してある用器具は、使用しないでください。
(6) ゴミはお持ち帰りください。
(7) 十分に水分摂取をしてください。体調管理には十分注意し、無理のないようにお
願いします。
(8) お困りのことがありましたら、お気軽に本部席までお問い合わせください。

以上